2017年12月終わりアニメ感想忘備録

気がつけばもうすっかり半年前になってしまうのですけども
忘備録的に感想を残しておきたいと思います


※当ブログはネタバレ無しを目指した感想です※




妖怪アパートの優雅な日常
日常系アパートファンタジー

◎あらすじ◎

中学一年の時に事故で両親を亡くした為に伯父の所で暮らしていた主人公の稲葉夕士は
寮付きの高校に進学するものの、入学前に寮が全焼してしまう
何とか紹介してもらえたアパート 寿荘に入居する事になったのだが
そこには現実離れした人々に加え、なんと妖怪の類も住んでいて
つまり、
いわゆる妖怪アパートだったのであるが
しかし暫くして建て直された寮に無事移った時に、寮での人との関わり方に違和感を募らせる
そうして夕士は、自身の生き方としての人との繋がり方をどのようにしてゆくのかの選択をする事になる

物語がとても丁寧につくられており、26話まで抜かる事なく魅せてくれた感じがしています
人間的道徳観念や、人の心が思った先の事、運命や死生観までも判りやすく丁寧に
しかしながら綺麗事だけではなく描かれていた辺りが見ていてスカッとしました
ホントに、
地獄への落とし穴は偽善で覆い隠されているといいますか
ただ優しくする事がその人の為になるとは言えず、それはただの甘やかしといいますからねぇ
人を甘やかして育てた場の成れの果てがどうなるかといいますと、イイ例が
最近のニュースでよく出る?あの半島の北の方の◯◯◯では?←(笑)
ミスリードをするだけして、ねぇ?←(笑)
それに乗っかるメディアは甘やかしている側と思いますけども
まぁそれはともかく最近は、
中身の無い薄っぺらな綺麗事を平気で言う輩がホント多かったり
そのくせ自身が行動するという選択は全く持ってないというね

そして悪いものは悪いとせず責任も取らせなかったり

そういう思いも込められていたりするのでしょうか
とにかく見ている側にそういう大事な事をしっかり落とし込ませるために
上手く作られてるなぁと感心しきりでした
全話通して絵も丁寧でしたし
なんでしょう、
噛めば噛むほどに味の出る作品といいますか
大切に拝見させて頂きましたし
特に若い方等に人生経験の一環的に見て頂きたい作品だなと思います
当方的には25話は驚きましたといいますか
当方、結構いやかなり昔から関さんの演技は拝見している方だと思うのですが
歌ってらっしゃるのは、、、、
『ふえはうたう』では歌ってらっしゃいましたっけ?
いやでも教育テレビ的音楽とは全く種類が異なりますもんね
いやービックリでした
続きがありましたら勿論是非拝見したいと思っております




ボールルームへようこそ
競技ダンス熱血サクセスストーリー

◎あらすじ◎

これといってやりたい事もなく、自分に自信もなかった 富士田 多々良 は
見るからに悪そうなやつらにカツアゲされそうになっていた所を
バイクを乗りこなす長身の派手目な見るからに格好良良さげな 仙石 要 に助けられた
、、、、事をキッカケに
なかば無理やり小笠原ダンススタジオで社交ダンスの見学をする事に

前半の勢いある盛り上がりから
中盤の多々良の高校受験の頃に中弛みをした感が否めなく
後半に勢いは盛り返しますが再びエンジンがかかるまでに時間がかかった感じがあり
中弛みをしないでも面白く起承転結を展開させている話は世の中にはあるので
やはりそこが残念に思いました
それならば1クール12話×12話とかで、あまり間を開けない2期構成で
2期に高校入学の辺りからでも良かったような気はするのですけども
でも人物の作画とかを見てると作り手が作りたかったんだろうなーと思ったといいますか
見る人によって好き嫌いの出る絵柄かとは思いますが
個性的で気合の入った画でした
なので、
余計にたまに出てくるCG動画の粗さが目立って目の毒といいますか
とか、
言いたい放題ですけどもいや、主人公が着々と成長していて見ていて楽しい話です
特筆したいのは、
釘宮方美 役の櫻井さん
最近新たな分野といいますかを開発されているように見えていた櫻井さんが
更に芸の幅を広げられたなと思ったといいますか
役の人生が滲み出るているような、シブイ良い演技でした
それから、
甲本明 役の悠木碧ちゃん
彼女はここのところ当方が見る作品見る作品で、それぞれに光る演技をされているのを見かけておりましたら
お次はこういう役で、またちゃんとハマる演技をされていて
若手の女子でちゃんと演技が出来るコが出てきてくれて嬉しく思うと言いますか
しかし次から次へと違う性格の役をきちんと演じ分けておられて
彼女が役を選んでいるのでしょうか?
ちがうか、相応しい役が彼女にやってくるのかな?
悠木碧ちゃんもちゃんと努力をしているだろうし、運も才能の内とも言いますし
でも、
役を選べるポジションの方は演じる役をしっかり吟味しても良いと思うんですよね
そうすれば監督等々側の描き手が
◯◯さんに選んで貰えるような良い内容のものを作ろうとか
また逆も然りで、良い内容のものを作る描き手さんに選んで貰えるように演者側が努力するとか
その方がアニメ業界全体の発展になりませんかねぇ
いや、
この話どうよという物に数多く出てそれなりの演技をしている演者と
数は少なくても良い内容だなと思う作品で良い演技をしている演者では
後者の方が印象が良いと個人的には非常に思うといいますか
いやだって、
個人的にだけではなく例えば全体として、この内容どうよという意見が多いものに
物凄い光るスンバラシイ演技をしている演者なんか見た事ないでしょうよ
その逆もやはり然りで、人としてどうよという演者の出演やイマイチな演技が多くて我慢ならない作品に
物凄いスンバラシク面白い傑作な話はないでしょう

ちょっと前に、
制作が決まっていてキャストも決まっていたアニメなのに
主演級キャストがこぞって降板した話がありましたでしょう
詳しいところまでは存じ上げませんので本当は口を挟むべきではないかもですけども
制作サイドの反応を見て、当方的には
降板されたキャストさん方に賛否両論あったかもしれませんし、今もしかしたら憂き目に遭われているかもしれないとも思ったりもするのですが
この世の流れは間違いなく皆さんがされた方向に進みつつありますし
そういう方向になるように努力をされている方々が沢山います
世の流れが速ければ3〜5年後には目に見えてくるかと思いますし

いずれ皆さんのされた行動に役がついてくると思います

皆さんがされた行動はより良い未来に向けて、そういう種を撒かれたのです
良い未来になると良いですね
少なくとも当方は陰ながら皆さんの事を見守りたいなと思います

と、話は随分飛びましたが
続きがあったら拝見してみたいと思います




戦刻ナイトブラッド
乙女ゲーム系吸血戦国時代モノ

◎あらすじ◎

主人公 結月の持っていたスマホが謎の光を放って
気がつくと、結月は日本の戦国時代のような場所にいた
わけもわからぬまま戦に巻き込まれたところで一人の武将に助けられる
その武将は豊臣秀吉と名乗たのだった

乙女ゲーム系ですがとりあえず、
どっかで見た事のあるキャラクターが大人数でアイドルのグループをして
どっかで聞いた事のある内容の話で更に劇中で歌ってなかった
ので、録画しておいたのを拝見したといいますか
いやホント、
昨今のアニメで金儲けする事ばかり考えている輩は
見た事のある、そして個体差が描けているとは到底言えない同じ顔の
俗に言うところのイケメン?キャラクターが
大人数でグループのアイドルをしていて、それが複数のグループであって
その他大多数のアイドル物と似ている内容で、先が完璧に予想出来てしまう程度の話で
キャラがテキトーに歌ってるアニメを作りゃぁイイと思っている
と思われても仕方のない昨今のアニメ業界の流れですよね
しかも歌を主題にする話なのに、その大事な歌の部分は全く描かずに
デッサン狂ってるよねとか、人としてその動きは不自然だよねとか、空間が全然感じられないよね
等々的なCGで主題となる劇中歌部分を作って平気で世の中に出したその上に
その様な見るも無残と理解さえしていないCGを何遍も使い回してしまう事を厭わない
どんだけ描きたくないんだよ!と当方は思うのですが
とかいう行為が
そういったフザケタ考えを如実に表しているのでは?
そこまで描きたくないなら作らなければ良いだけの話で
そんな程度が横行するようになってハッキリ言って、視聴する側として迷惑で遺憾としか言いようがありません
全編CGなら話は分からないでもないけど
主題となる部分を他の簡単に描ける部分(今までに多く描かれていてパターンとして定着しているもの)は描いてるのに
その物語で核となる最も大事な部分(今までにあまり描かれていないもの・一見描くのが大変と思われるもの)を大して深くも考えていない覚悟も感じられない上手くもないCGで作って、手で描かないというのは
そんな物は世の中に出すべきではないし、そもそも作るべきではない
そんな恥ずかしいものは世界に向けて発信するべきではないと思います
地球には他に、魂を込めて物作りをしている人は沢山いて
そういう人たちはちゃんと世界的に認められる現状はあり、地球規模でのその絶対数から考えても
それが王道であり、ちゃんと主流です
そしてそういう心ある主流がこの先の未来に揺るぐ事は、人が人として歩む道を選択し続ける限り決してあり得ません
真面目にモノを作っている人からしたらとても普通では考えられない昨今の日本のアニメ業界の一部
特に男性向けであれ女性向けであれのアイドル歌物に見られる構造だと思うのですが
それに乗っかる描き手も描き手だし、演者も演者だと当方は思いますね
今一時、儲けられさえすれば良いのか?
描く事、物を作る事を精進しないという選択を続けるという事はどういう事なのか?
その辺をアニメ業界全体として考え直さない限り日本のアニメの、世界での評価はこの先更に影を落とす事と思われます

この作品は、
そういうプロの作り手として退化しているとしか言えない昨今のアイドル歌物乙女ゲーム系の内容と
一線を画しているとは言える作品で
まぁ乙女ゲームなので、ありがちなといいますかお決まりの展開も見られますが
物語としては日本の戦国時代の武将がそのままの名前で登場し
架空のキャラ設定の部分もありますけども、実際の武将と似た生い立ち等の設定であったり
史実には残ってないけど実際彼らはこんな風に思っていたのではないか、という内容がある所が
歴史好きからすると見ていて楽しかったりしました
でも乙女ゲーム的な展開の部分はもう少しどうにかならないかとは思うのですけども
だって普通、
ホントにちょっと、30分枠の30秒あるかないか程度に優しくされたからって恋に発展しますかね?
どんだけ普段の生活に潤いが無くて、人と関わりあいが希薄な生活をしているんだよ!
って事になりませんかねぇ
全く主人公との接点が描かれなかったキャラが突然告白というパターンもあり
例えば一目惚れだとしても一目惚れのシーンさえ描かれないというのは
いくら乙女ゲーム的な内容だからといったって
起承転結の起さえないという事なのですから、物語として傲慢で怠慢以外のなんでもなく
まぁそれでいくならいくでもいいですけれども
それで人の心は動くでしょうか?
ちゃんとした見る目を持っている人には通用しないと思います
戦闘シーンの絵は、なんちゃって簡単戦闘シーンとかではなく
構図や見せ方も考えられ、殺陣の立ち回りも描いていたのが好印象で
それから特に背景が丁寧によく描かれていて
一番印象に残っているのが沈丁花の花
沈丁花って描くと結構大変なのですが綺麗に良く描かれておりました
そういった良く描かれていた部分があるだけに
乙女ゲーム的な内容が残念といいますか
絵に関して気になった事は人物かな
恋愛物なのに表情があんなに硬くては視聴者側も恋もへったくれも発生しないと思います
人物は声優さん方の演技で持っているところが多分にあると思いました
もっと色々と気をつけて丁寧に描く事が出来れば、今よりもっと良くなると思います
2期がありそうな最終回の結びで勿体ないところがあると思ったので、あえて書かせて頂きました
という事で、2期があったらどうなったかなーと拝見すると思います


読んでくださった方に感謝を込めて。


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