『日本美術全集』発刊記念企画スペシャルトークセッション記事でご紹介させて頂きました
『東日本大震災復興支援 特別展
若冲が来てくれました
プライスコレクション 江戸絵画の美と生命』
at 福島県立美術館 巡回展
の、会期終了が…
9月23日(月曜・祝日)に迫っております~~~っ!
いやいやいやいやいや…←若干多い
会期終了一週間を切る前から
この話はやろうと思ってはいたものの、
台風18号があったりしたのでちょっと…
出しそびれていたのですが。
もうやらないと会期的に厳しいかと思い
再提示させて頂きます。
ええと、
今本人が読み返してみれば
シリーズの (2) が一番、本展に於けるプライス夫妻の思いなどを
綴らせて頂いているかと思いますが。
少々補足説明させて頂くと
プライスさんは、
絵の収集をされる時にご自分の直感だけで選ぶそうなのですよね。
それで後々考えてみたら
プライスさんが一番初めに買った絵が
まだ当時は現代的に全然無名だった
今では “江戸絵画” の代表的人物の一人にあげられる
伊藤若冲
だったという事なのです。
はい、ではここで
せっかくなので “江戸絵画” について説明すると…
時は江戸時代中期…
徳川幕府により泰平の世が成され
時代は封建社会の安定継続が望まれる流れとなり…
芸術に関しても
その時々の権力者と結び付いて画業を独占してきた
狩野派が職業画家集団
として重用されます。
…しかし、
大量の制作をこなすには集団で制作する必要があり
その為に伝統的に受け継がれた…
絵手本 という
パターンみたいな物 を習う
…という事が
その時代の絵の道のセオリーだったのです。
とどのつまり、
元の手本が下手だとソコから続く人は皆・・・・という(笑)
なので、
狩野派でも極上層部の…
より本物に近い絵手本を入手出来る方々でないと
あんまり伸びないという事にもなるかもですね。
そんな風に
日本の画場をある意味、イイ様に牛耳っていた…
言い換えると、個性が尊重されない狩野派
では、世の中が飽きたらなくなった頃…
京都に現れた新しい風。
それが現代で俗にいう処の “江戸絵画” でした。
若冲の説明については
シリーズの (3) にわりと説明されております。
そんなプライスさんの直感のみで集められた江戸絵画…
見たくなっちゃいませんかーーーっ?!←(笑)
私もこの半年
この展覧会へ行く機会を伺っておったのですが、
ここへ来て自分の都合を考えると…
う~ん…
どうかな~…?(汗)
言い出しっぺがナンダっ!
という感じは十分に思っております…がっ!
まだプライスコレクションをご覧になったことのない方で
時間と交通費に余裕のある方!(笑)
ぜひぜひっ!
ご覧頂けたらなぁと思います。
開館時間:9時30分~17時 (最終入館は16時30分迄)
夜間開館:9月20日(金)は19時迄開館 (入館は18時30分迄)
観覧料:一般・大学生…800円/高校生以下…無料
読んで下さった方に感謝を込めて。
いや…、
意味がなくもなくて…(笑)
プライスコレクション展に
曾我蕭白の富士山の絵が出品されてるらしいですよ~。
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