川合玉堂ー日本のふるさと・日本のこころー後期展示@山種美術館に行ってきました~。

私的に思った事には、
当ブログの最近の傾向をみると…
森久保さんファンは金曜の夜が忙しい
と、言っているわりには
大抵、金曜の夜に
美術館訪問記録系の私的に手間暇かかる記事をやっているなぁと。

何故だ、私…?

ズラせばいいのですよね。
という事で、
今週は今日やります!

ハイ!
改めまして…
今日は、
山種美術館 で 8月4日 まで開催中の
『【特別展】 生誕140年記念
川合玉堂ー日本のふるさと・日本のこころー』
前期展示 に、引き続きまして
後期展示 のご紹介をしたいと思います~。

チラシがコチラ。
この絵は、山種美術館蔵の玉堂による『早乙女』の部分が使われております。

コレはプチ山種情報になると思われますが、
山種美術館って、会期の最終日が近づけば近づく程
混雑するのですよね。
なので、
前期展示で一度見ているからといって油断する事なく
後期展示での抜かりなく適度に早めを狙って行きました。

…え?
そもそも前期展示であれだけ散々語ったろうって?

チッチッチッ!(笑)
最近の山種は、
該当展示の使用済入場券を提示する事で
リピーター割引になるのです!
それに後期展示でちょいちょい見たいものがありまして。


まず、
目立って変わった処といえば
やはり玉堂の各種『写生帖』と『同人誌』の頁替。
…あ、
私の思い過ごしかもしれませんが
“同人誌”といっても…
玉堂が1873年生まれなので…
1873年って、明治政府が仇討を禁止したりしている頃なのですよ。

(私の言いたい事を察して下さい~っ!笑)

つまり、
同人誌といっても、漫画とかではないですよ←遂に言った(笑)
1892年制作なので…
玉堂19歳のかなり精度の高い絵が…
(“絵”も漫画絵ではないですよ!笑)
…描かれてありました。

前期展示のご紹介では
あまり写生帖等に触れませんでしたが
コチラも是非ジックリご覧頂きたいです~。


そして何と言っても!
私にわざわざ後期展示までもご紹介しようという気にさせた絵が

『小松内府図』/東京国立近代美術館蔵

ですね!
“小松内府”というのは
平清盛の嫡男・重盛の事です。
去年の某公共放送の大河ドラマでは
窪田正孝さんが熱演されていたのが記憶に新しいですね。

…って、
スミマセン!脱線!

清盛が後白河法皇の処へ攻め入ろうとした時に
父を止める為に戦支度をしないで現れた為
弟・宗盛が詰め寄る場面で。
玉堂の数少ない歴史画の一つなのだそうです
歴史画ですが、
こーれーがーっ!

モンのスゴイのデスヨーーーっ!!

私的に…
実は学生時代に人物画を描く時…
日本画の人物は参考にした事はありません~っ
だって…
だって…
カッコイイと思った事があんま~りないのですもの(爆!)
でもコレは凄い。
こんなにカッコイイ日本画の人物は未だかつてたぶん見た事ナイ。
コレの絵葉書が販売されてなかったのが惜しいなぁと思う。
何がと具体的にいうと…
(といっても、今回はあえてあまり具体的に書きませんが)
まず構図。
そして人物の見せ方。
さらに人物。+衣装。
最後に絵の雰囲気。
どれをとっても素晴らしいと思いました。
ああ~こんな人物なら、日本画で描きたいーっ!
って、私はもう日本画じゃないんだった!
口惜しいっ!←(笑)
なので、
コチラは是非、
日本画系芸大美大の受験勉強中の皆さまにお勧めしてみたいです。

他にも色々語りたいことはありますが、
ちょっともう、結構長いので…(汗)

本当に、
じっくり見ていると
描いている時の玉堂の息遣いさえ
聞こえてきそうな絵ばかりです!

8月4日(日)迄です。

前期日程:6/8(土)~7/7(日)
後期日程:7/9(火)~8/4(日)

開館時間:午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休館日;月曜日
(但し、7/15は開館、7/16休館)
入館料:一般1200円、大高生900円、中学生以下無料



読んで下さった方に感謝を込めて。


はい。再掲ですが
素敵山種美術館入口前です。



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