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今日は、
サントリー美術館 で 8月25日 まで開催中の
『生誕250周年 谷 文晁』
についてのご紹介をしたいと思います。
今回は、7月16日に
BS日テレの『ぶらぶら美術・博物館』
で、今回の展示が取り上げられるという事で
放送前の空いてそうな時期で、私的に色々と予定が詰まらない内にという事で
先週見に行きました~。
でも先週の、とてもお天気の良い日でねぇ…。
暑くてずっと地下を通っていたので
コレといった外観等を撮っていないのですが、
今日は、
サントリー美術館 で 8月25日 まで開催中の
『生誕250周年 谷 文晁』
についてのご紹介をしたいと思います。
今回は、7月16日に
BS日テレの『ぶらぶら美術・博物館』
で、今回の展示が取り上げられるという事で
放送前の空いてそうな時期で、私的に色々と予定が詰まらない内にという事で
先週見に行きました~。
でも先週の、とてもお天気の良い日でねぇ…。
暑くてずっと地下を通っていたので
コレといった外観等を撮っていないのですが、
こんな感じで…
サントリー美術館が
六本木が最寄り駅の、東京ミッドタウン内なんていう
都内でも大人で洗練されたオシャレな複合施設の3階にあるのですよ~。
そんな入口がコチラ。
今回のサントリー美術館での谷文晁を語る前に
私的にちょっと触れておきたいのが…
先日ご紹介しました
江戸東京博物館で開催されていたファインバーグ・コレクション展
コチラではファインバーグ夫妻の所有する、いわゆる江戸絵画の
様々なジャンルをほぼモーラする形で展示されていましたが、
当ブログでは、あえて“文人画”については触れない形でご紹介したのですよね。
何故ならば、
今回のサントリー美術館の文晁展で触れられると思っていたから!
ちなみにファインバーグコレクション展に出品されていた谷文晁がコチラ↓
谷文晁/秋夜名月図/ファインバーグコレクション
そんな感じで、私的に…
谷 文晁=文人画
だと思っていたのですよねぇ。
だって、
今までの日本画の教科書的なものって
文晁は文人画の括りで説明されてませんでしたっけ?
私の記憶違い??
それで私的には…
文人画といえば“南画”
南画といえば“沈南蘋”
沈南蘋といえば…
私の大好きな円山応挙が多大な影響を受けた絵師!
…という事で、
文人画は私的研究対象なので
今回の展示は非常に楽しみにしていて
またしても前売りを購入して挑んだ程なのです(笑)
…って、
今回の文晁展を語る前に
何故こんな話をダラダラとしているかといえば…
このサントリー美術館の文晁展
そんな私の期待を良い意味で多いに裏切る展示だったのです!
(ああ~…長い前説だった!笑)
つまりですね、
本展においては
文人画の谷文晁だと思って見にいくと
痛い目を見るのですよ(笑)
本展は文晁の画業の足跡と
交友関係等から
文晁その人に迫る、そんな展示です。
なので展示の順番も、
文晁がどんな画派を学んだか
から始まるのですが、
これが…
文晁の生きた時代背景から考えて、
ちょっと前に、
京都を中心にした日本絵画の大変革=所謂江戸絵画が台頭して
本当に自由に“絵”を描ける様になっていた
という事があって…
文晁はとにかく、あの時代に出ていた
ありとあらゆる画派を学んだみたいなのですよ。
まあ、色々と見れて面白いですよ。
ただねぇ。
絵的な話をすれば
逆に特出していない
とも言えてしまえる訳で。
その辺を脱却するのに一役買ったのが
あちらこちらを旅して回った事だったり
文晁のパトロン・松平定信の命で
色々と動いた事だったのかなぁ?
と推察します。
今、展示リストを見ても
私的に気に入った作品にするチェックは
大体1800年以降の作品にしてあったりします。
そんな私的お勧めは…
◎「瀑布之図」
コレは制作年数不詳ではありますが、
滝の水流を水墨の線で描き
その中に巨大な“文晁”の文字が書かれてあるのですよ。
何事かと思ったら、
自身の禊ぎを表したのだそう。
コレ、私もやろうと思いました(笑)
◎「鐘馗・山水図」
コレは1812年でした。
諸説ありますが、大体魔除けとされる“鐘馗”は
鬼を退治する為に剣を持って描かれる事が大多数ですが、
コレは珍しい事に…
右手に鬼を抑えてはいますが
左手には蝋燭を立てた梅を持っているのですよ!
そして頭上には蝙蝠が飛んでいるという…
そんな絵を中心に
両脇には山水画が配されます。
何だか凄く意味深だな、と思いました。
ではそろそろ恒例のマイ絵葉書コレクションに
と言いたい処ですが
今回は余り物販がなかったので
チラシから拾います~。
谷文晁/楼閣山水図/個人蔵
コレは山水画の部類かもですが
私的には文晁はこんなイメージだったのですよ。
他には、
国の重要文化財に指定されている
石山寺縁起絵巻
も公開されており…
谷文晁/石山寺縁起絵巻 七巻のうちニ巻
コレは孔雀経を転読したら龍の名前で
読む度に龍が池から現れたという話ですね。
石山で池から出てくる龍 ですよ…
あ~、龍の頭の毛ってどうなってるのかなぁ←脱線!(笑)
総じて、
新たな谷文晁に出会える展示だと思います。
8月25日迄です。
◇休館日
毎週火曜日(8月13日は開館)
◇開館時間
10時~18時(金・土および7月14日は20時まで開館)
※いずれも入館は閉館の30分前まで
◇入館料
一般 1300円
大・高生 1000円
※中学生以下無料
読んで下さった方に感謝を込めて。
チラシです~。
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