東北探訪!津軽平野神社紀行(3)

続きです~。

今日は昨日の宣言通り…
神社ですっ!

と、いう訳で
例によってマイ父上が
“せっかくだから寄ってく?”
と言って連れてきてくれたのが…
コチラをくぐり抜けた先にあります~。

え?
その前にこの変わった鳥居は何だって?

うふふふ(笑)
そう仰ると思いましてちょっと調べてみた処…

“山王鳥居” に屋根の付く“二重鳥居” で、神仏混淆の神社の象徴
みたいな感じでしょうか。

しかし、
この珍しい鳥居の横には説明看板がありまして…

実はこの辺り、
2011年に世界遺産に登録された、岩手県は平泉の
“中尊寺 金色堂”
を建立する奥州藤原氏の元となる
安倍一族
がいらっしゃった地域らしく

その安倍氏から奥州藤原氏の栄枯盛衰を描いたドラマ
1993年にNHK 大河ドラマで放送された
『炎立つ』
の、十三湖ロケを記念して

安倍氏の末裔・安藤氏の文化を顕彰するのが
これから紹介する神社で
そのシンボル塔して建立された

…といった事が書かれてありました。
そんな訳で、
コチラが本物の鳥居。

いや~
先の説明は長くてキツかったよ(笑)

でもこの十三湖辺りの中世のあらましをざっと
ご紹介できたかな~。

一番最後に出てきた安藤氏が十三湊を仕切っていて
安藤水軍
などと云われている様です。

その安藤氏が滋賀県大津市の
山王日枝大社
から移入したという伝承が残るのが
この…

山王造り京風二重鳥居

あ~
やっと鳥居の説明が終わったよ(笑)
という事で、
山王坊日吉神社といいます。
それはいいのですが…
お気づきですか、この雰囲気…

雨の為か物凄いイイ雰囲気(笑)

先の写真の鳥居も
しめ縄が凄い低い位置にあったりするのとか…

なんか…
緑川ゆき 氏の
『夏目友人帳』や『蛍火の森へ』みたいだ
…とか思いまして、

私は思わず…
天狗が出そうで怖いなぁ
…とか呟いてしまったのですが(笑)

そしたら父上・母上が雨の中、ついてきてくれました~。
見えてきました。

…が、 向かって左側に拝殿があるのですが

やっぱりこの時の記事の様に お社の前に何もないなと思っていたら…

扉についていた閂が容易に動いて、取れるっ!

やっぱり勝手に中に入ってご挨拶をして良い様で

行こうかと思ったら、父上が

ここは新しくお祀りされたものだから

と言って、閂を閉ざしてしまったのですよっ!

ハア~~~~~っ?!

と、私が思うのも当然といえば当然です。

…がっ!

最初の鳥居から、幾つも続く鳥居の流れを改めて見てみれば…

その流れは拝殿・本殿へ向かっていない!

拝殿・本殿はちょっとずれているっ!!

前に聞いた事がある。

神社の境内において、鳥居の流れの先にあるものが 元々祀られていたもの

… と、いう事は

流れの先にあるのは、コレだ! 

↑コチラ。

石が祀ってあります。

津軽地方って、わりと…

鳥居があって、その先に神社があるのかな?

と、思って見てみると

岩のみ

なんて事が、よくある土地なのですが…

(磐座信仰が盛んだったのでしょうか?)

(“岩”木山 だけに?笑)

コチラの石には “山神” とありまして…

でも日吉神社の祭神といえば、 大山咋神様

ん~。

やはり大山咋神様の他に 土着の山神様って、いらっしゃるのではないでしょうか?

とにもかくにも、

よくご挨拶させて頂きました。

そしてコチラの神社の敷地内からは

中世の宗教系の遺跡が出土している為、 山王坊遺跡とも言われておりまして

やはりコチラも昔々から 所謂パワースポットとされていた可能性は

大だと思いました。

もしかしたら、

大山咋神様がいらっしゃられる前に いらっしゃった方がいるのではないですかね~?

ま、

しがない只の絵描きのボヤキですけども。

と、

いうか。

ウチの父上…

一体何に喋らされたのやら(笑) 

番外編に続くっ!

読んで下さった方に感謝を込めて。

今日の写真は雨の中の為、全体的に暗いので…

コレはまだ出してなかったと思う今年の弘前公園の…

雨上がりに朝日を浴びる桜~


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