『日本美術全集』発刊記念企画スペシャルトークセッション に行ってきました~(2)

前回の記事の続きです。

そんな訳で、
江戸中期絵画を沢山持ってらっしゃるプライスさんは
私的に憧れだった訳です。
そのプライスさんが、
東日本大震災復興支援で作品を被災地の…

仙台市博物館(期間:3/1~5/6)
岩手県立美術館(5/18~7/15)
福島県立美術館(7/27~9/23)

…に貸し出して下さるという話を聞いた時、
プライスさんの日本への愛を感じて涙しましたよ…
タイトルがまた良いですよね~

震災後、
海外から借りて展示する予定だった展覧会が
都内でも次々と中止になったのを皆さまご存知でしょうか?

大体の理由は、
放射能による汚染があるかもしれない処に貸し出せないから

まぁ、普通に考えれば
世界的に大変貴重な価値ある物だからそれも正しい判断かもしれません。

そんな中、プライスさんは…

震災後
直ぐに、親交のある日本美術史家の辻惟雄先生へ連絡し
仙台市博物館へ無償での展覧会開催の打診に続き
被災三県での開催を計画。
更に
プライスさん自ら、国立の博物館や美術館の館長に会い
今回のプライスコレクション里帰り展の趣旨を説明し、

賛助作品の出品まで依頼して回ったそうです。

正直言って、
絵が、直接的に被災された方々の何かになるという事は
ないのだと思います。

私的な話ですが
でも私は、人よりも頑張ってきたと言える事は
絵に関する事だから
望まれるなら、自分に出来る絵を描く事をするしかないと思っていて…

プライスさんもそうなのではないかなと思うのです。

直接的な何かではないかもしれない。
でも、もし良かったら、
プライスコレクションの世界感を味わって貰って
その間だけでも楽しんで頂けたら…

遠く離れたアメリカにも、
こんなにも日本を思ってくれている人がいる
という事を知って頂けたら…

と思う訳であります。

※ちなみに
展覧会公式カタログはAmazonさんでも購入でき
売上の一部が被災地支援に寄付されます

私もこの展示は、巡回中に一度は行こうと思ってます。

…と、散々語って
トークショーの内容は次回へ続く(笑)



読んで下さった方に感謝を込めて。


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