東北探訪!@番外編~岩木山の神さま(7)

津軽では鬼の事を大人(オオビト)というので
大人がそのまま、只の大きい人だったら…
津軽の鬼は
海外から渡ってきた人か?
そんな血を色濃くひく民族とか?

なんて思っていて見つけた話が…

昔々、岩木山に住む鬼が人々を困らせた事があり
帝によって派遣された鬼討伐人に対して
赤倉山の鬼が言った事が…

「吾れは父大神の命を受け、護国利民の請願ありて、大八州の鬼門の地、ここ赤倉山に年久しく住す。
古の人は、心直くして神を敬い和睦して助け合いたり。
しかるに今の世の人は、心乱れ、互いに争い、神を敬わず、あまつさえ吾が神洞をけがす。
吾が眷属これを憎み、人を懲らしめんがため、即ち騒乱をなす。」

…だったとか。

つまり赤倉山(=巌鬼山)の鬼(=山神様)は
天津神系ではなく
国津神系の神様と考えられるのではないだろうか?

(天津神系の神様なら、帝から派遣された討伐人にこんな風に言わないと考えられる為)

そこで、
岩木山神社の祭神の上位にくる神様だ。

❋詳細は(1)の記事❋

これらの事から考えるなら…
巌鬼山の山神様は、顕国魂神様の御子様の内の一人
…なのではなかろうか?


………どうだろう?(笑)

でも私が思うに
日本書紀・古事記は大和朝廷側からだけの見方なので
過信は危ういかな…と思っています。

そんな訳で
長々と続いた岩木山の神さまシリーズは是にて終幕です。

お付き合い下さった皆さま、ありがとうございました!



読んで下さった方に感謝を込めて。


岩木山は何処でしょう?


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