特別展 KORin 展 @根津美術館に行ってきました~

表参道から西麻布の方へ暫し歩くと現れる竹林が目印です。

入口です。

根津美術館は、
鉄道王と言われた初代・根津嘉一郎氏が収集した美術品を主として昭和16年10月に開館された
つまり第二次世界大戦以前からある、日本では数少ない歴史ある美術館の一つです。
入口を入るとこんな静寂空間があり…

今回は、
毎年この時期に展示される所蔵の尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」と
メトロポリタン美術館所蔵の同じく尾形光琳「八橋図屏風」が
およそ100年ぶりに会するその場に立ち会えるという
ちょっと贅沢な展示です。
いよいよ館内へ。

尾形光琳は江戸時代中期の画家で…

江戸時代初期の俵屋宗達に始まる、狩野派の様に家伝ではなくて受け継がれた装飾的な絵面・構成で独創的な作品を描く画派…
後の「琳派」の中心人物。

なので「琳」は彼の名前から取られた程です。

では、細かい説明はこれ位にして
燕子花いってみましょう!

…といっても、
今回は館内撮影してませんので…
いつもの如く絵葉書で失礼!(笑)
上:国宝・燕子花図 右隻部分 根津美術館所蔵
下:八橋図屏風 左隻 メトロポリタン美術館所蔵

私的には…
私がやりたいのは琳派的方面ではないと決定的に理解したといいますか…(笑)

しかし一般的には、
日本画の岩絵具を盛り上げて塗る事による効果を上手く使った作品でして…


でも背景が金なら、こういう風になるのかなぁ?←私的ボヤキ(笑)

他にも、初々しい初期のものや
光琳の実弟・江戸時代の陶工・尾形乾山とのコラボ作品の角皿等も可愛らしく、
見処は満載です。

生け花(特に小原流?)をされる方や
伊勢物語のファンの方にもオススメと思います。

2つの燕子花をいっぺんに見れるまたとない機会!
5/20までです~!



読んで下さった方に感謝を込めて。


今回のポスター。



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