◎眞葛焼(まくずやき)
↓
宮川香山さんが開港された横浜で欧米諸国向けの輸出目的で作った焼き物
…なので、
近代陶磁器コレクター・田辺哲人さんから寄託された香山作品の展示が
近代横浜の文化美術紹介の一環でされています。
◎宮川香山さん
↓
幕末から明治時代の日本を代表する陶工
高浮彫の創始者
実はお目当てはコレでした。
数年前に、テレビ東京の『美の巨人たち』という番組で
香山氏の「高取釉渡蟹水盤」
を見てからというもの
私的に憧れでした。
何故かというと…
只の超絶技巧ではなく!
物凄い超絶技巧だからですっ!!
↓
宮川香山さんが開港された横浜で欧米諸国向けの輸出目的で作った焼き物
…なので、
近代陶磁器コレクター・田辺哲人さんから寄託された香山作品の展示が
近代横浜の文化美術紹介の一環でされています。
◎宮川香山さん
↓
幕末から明治時代の日本を代表する陶工
高浮彫の創始者
実はお目当てはコレでした。
数年前に、テレビ東京の『美の巨人たち』という番組で
香山氏の「高取釉渡蟹水盤」
を見てからというもの
私的に憧れでした。
何故かというと…
只の超絶技巧ではなく!
物凄い超絶技巧だからですっ!!
↑相変わらずパンフの写メ!
↑「高取釉渡蟹水盤」全体像
コレは高浮彫という技法で…
◎高浮彫
↓
精密な彫刻を掘り込むことで表現し、当時としては薩摩焼の技法に変わる新しい表現方法
コレは高浮彫という技法で…
◎高浮彫
↓
精密な彫刻を掘り込むことで表現し、当時としては薩摩焼の技法に変わる新しい表現方法
コレ、蟹が2匹重なってまして…
その両方共が細密に表現されており…
例えば
蟹の甲羅の模様だけの説明で…
一番下にベースの濃い抹茶色を塗って
その上にクリーム色の斑点を置いて
より濃い抹茶を用いた細い筆でクリーム斑点を囲み
その更に上に全体に均一に甲羅の中心部から放射状に、茶色寄りの薄い緑のほっそーい線がひかれ
そして一番上に明るいクリーム色で、甲羅の照りを巧い具合に置いてあり…
…と、心トキメク細かさっ!
それで、今一度言っておくと
コレ、焼き物デスカラーっ!!
造形の素晴らしさの他にも
何気なく描かれる細かーい精緻な紋様が
バランスも良く美しい事!!
その他
釉下彩という技法の
色鮮やかで柔らかいグラデーションの美しーい
藤の花の花瓶などもあり…
そんな!
大満足の全23点の眞葛焼が見られるのは
2011年11月1日~12月27日まで!
良質の展示物が多く見易い展示で見応え十分、これで観覧料300円!
館内のいたる処にガイドさんがいて
楽しいお話をして下さいます。
神奈川県立歴史博物館…超オススメです!
読んで下さった方に感謝を込めて。
これも高浮彫~☆
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