鬼神社 七日堂祭 〜2018年を占おう

当ブログでは、
2018年になってからも諸般の都合により2017年のアレヤコレヤを語りまくってきましたけども
そろそろようやくオンタイムネタなどを放り込めそうなところにやってきまして
ちょうど新年度になりました事ですし

さる3月16日に

鬼神社で行われました七日堂祭

の模様をご紹介して2018年度を占ってみたいと思います
鬼神社の一の鳥居前です
ものすごい朝日が光写真になっておりますが
当の七日堂祭は午前11時から行われたのですけれども
まぁ、とある事情によりちょっと早めの到着となっております
朝日の中の鬼神社 ↑ 
3月も中旬となれば、平地では大体雪は溶けております
さて、
七日堂祭は昔々から鬼神社で神官と村人により旧暦正月七日にその年の豊凶を占ってきたそうで
それは鬼神社の神さまが農耕の神として信仰されていたからだそうです
ところが
以降、鬼神社では七日堂祭は行われず各家庭で行なっていたとか
再興の機運が高まって昭和十五年旧正月二十九日を例祭として再び鬼神社で七日堂祭が行われるようになり
昔は拝殿の中だとか境内で行われていたそうですが
現在は向かって右側の建物内部で行われます
右側の建物内部です ↓ 
七日堂祭の準備がばっちり整っております
これ以降この写真 ↑ が説明の基本となります
因みに、
紅白の幕の上の御幣の紙が付いた縄が結界となっておりまして
神事を行う者以外は絶対に入ってはならないのだそうです
では七日堂祭の行事進行を見てみましょう

まずは神官が祝詞をあげます

この時に太鼓と鈴と赤い横笛で
ねぷた囃子やお山参詣のお囃子とはまた違った懐かしい演奏が奏でられました
個人的には赤い横笛が素敵でした

次に御神火行事といいまして

火打石で火を起こす具合で占うそうです
因みに火打石で点火するまでの時間が長くなると全体の時間が長くなるようで、中々上手くいかない場合もあるそうですが
今回はそんなに長くかかりませんでした
上の写真 ↑ と下の写真を比べてみて下さい

違いはどこでしょう?

解→ろうそくに火が灯りました

火打石で着いた火をろうそくに移したのです
この四本のろうそくはそれぞれ春夏秋冬の役目がありまして
ろうそくの炎の揺れ具合でそれぞれの季節の具合を占うそうです
何と言いますか、神秘ですよね

続いては御柳行事

基本の写真の向かって左側の色々なモノ(=鬼神社の神札やお札やお守り)が釣り下がった柳がありますでしょう
それを振った後に気合を入れて床に垂直に落として
柳の傾き具合や柳に着いている色々なものの落ち具合で占うそうです ↓ 
早稲(わせ)・中稲(なか)・晩稲(おく)の三度に分けて行われます
早稲は
「ひーと、ふーと、みーのよ!」
という感じの掛け声がかけられまして
※意味→「1、2、3、4!」4で柳を床に落とす
中稲では「5、6、7、8」
奥稲は「9、10、11、12」
と掛け声が変わります
つまり早稲は1月〜4月、中稲は5月〜8月、奥稲は9月〜12月という感じなのかな
1年の12ヶ月を占っている感じがしますね

そして御寶印行事

鬼神社の宝印が印された紙を長い棒の先に括って
上下と前後と四方の合計8箇所を突く事によって徐疫を行う神事だそうです
棒の先の白い紙の中に鬼神社の宝印が12枚(閏年の場合は13枚)入っているそうです
先程の柳行事で使われた柳に付いている色々な神札等々と、この宝印は行事終了後に頂けるそうで
特にこの宝印にご利益があり、大人気なのだそうです
鬼神社の宝印は他にも宵宮の際にニンニクを買うと頂けます

そうして三拍子行事

七名で同一行事を三度繰り返し、七名が行う拍子が揃う事で吉凶を占う神事だそうです
コチラ ↓ は七名が揃って手拍子をとって占っているところ
その他に、
基本の写真の中央祭壇の横といいますか
冬のろうそくの右隣の沢山の白い紙がついたものを大御幣といい、コレで風の具合を占い
基本の写真の大御幣の右隣前方に大きな釜がありますでしょう
その釜で火を焚く事を火焚といい、暑気や旱天具合を占い
基本の写真の左手前の太鼓で雷雨を占い
大刀・平鍬・三本鍬・鎌の農具を使って農仕舞を占うそうで
コチラ ↓ の写真、
まずは全体が煙っておりますが釜で火焚を行なったら物凄く煙ったという状況で
緑装束の方々が持っている ↑ 御幣付きの農具を、床に置いてあるまな板の様な台に垂直に打ち付けて拍子をとります ↓ 
勇ましい掛け声があったのですけども、、、、
思い出せずすみません!
因みに、
日本の色々なところで七日堂祭は行われますが
三拍子行事で農具を使って行うのは全国でも鬼神社だけなのだそうで
鬼神社は日本一丁寧に七日堂祭を執り行っているといえますね

いよいよ臼鍋餅行事(早稲・中稲・晩稲行事)

基本の写真の祭壇前の小さい御幣の後ろに黒い平たい桶に、こんもりとした白いもの3つが見えるのですけども
それぞれ早稲・中稲・奥稲を表し、そこに付く白米の具合でそれぞれの豊凶を占う神事だそうです
「早稲でございます!」
「中稲でございます!」
「奥稲でございます!」
という掛け声と共にそれぞれの白い物体(=多分餅)を持ち上げて運び、写真のように白米の付き具合を周囲に見せてまわります
※その年の早稲・中稲・晩稲の豊凶は、御柳行事・三拍子行事・臼鍋餅行事の三つの行事を合わせて考えるそうです


という6つの段階を経ました2018年の占いの結果は

夏の長雨に注意して予々豊作

との事でした

▷西目屋の乳穂ヶ滝も完全氷結しましたし◁

2018年が実り多い年となると良いですね

読んでくださった方に感謝を込めて。

頂いて参りました柳の枝 ↑ 
頭を垂れた稲穂と鬼神社のお札とお守りが付いておりました