江戸時代中期の写実の力~円山応挙の一品紹介(4)…@いもた美術館

世にも奇妙な企画で営業中のいもた美術館です。

前回記事で、
応挙44歳時の『牡丹孔雀図』
に迫っている途中でした。

2004年江戸東京博物館開催
『特別展・円山応挙』図録より

今日は尾の方をズーム!

これも大乗寺の孔雀同様…
上尾筒の1本1本ぜーんぶ描かれてあります。
その上、更にコレは細かい仕事がされており…

たぶん…


◆上尾筒の羽軸◆
ココには産毛の様な細かい毛が覆っているのでしょう。
ソレを薄ーく暗い抹茶みたいな色で、応挙にしては太めの線で裏彩色で引いて表現されています。

眼状紋が沢山ある分、羽軸もその数だけあるので
羽軸の産毛の裏彩色も沢山の眼状紋の間に引いてあり
その裏彩色の上に主要な眼状紋の羽軸を、細い強めの墨で引いてあるのです!

◇この墨…
鮮やかな深い緑を混ぜたり
赤味の強い茶を混ぜたり
…して色味のある墨にしてあります。


◆羽軸から生える羽縁◆
羽縁の軸も周りを覆う産毛が描かれてあります!
上記の色味のある墨でソレが表現され
その上に金の細い線で羽縁の軸を引いてあります。


何か説明しているだけでも
余りの細かさにため息がでますが…
皆さま、このマニアック具合についてきて下さっているでしょうか?
まぁ、とにかく、超細かく描かれてあるという事です!!(笑)

牡丹はたぶん、
花弁の薄い部分が裏彩色です~。
濃い色は表から描いて、立体感を出しているのでしょう。
葉の方も同じく、です。

凄いですねぇ…
こんだけ描くなんて脅威ですねぇ…
描写の理想だなと思います。

これだから応挙ファンはやめられません!



読んで下さった方に感謝を込めて。



❀2013年9月19日追記❀

美術系過去記事の整理をさせて頂きました。
それで思った事はですねぇ…
この一連の記事に書いた事は、
アクマでワタクシメの予想の範疇の域をでませんので…
実際は違うかもしれませんよ?(笑)

アシカラズです~っ!←(笑)