幕末の驚愕漆技の連続!漆芸家・柴田是真…@いもた美術館

美術モノを熱く語ろうと思った時、
この方からかな?とボンヤリ思っていた処、
縁あって行った赤坂の氷川神社境内にあった、額堂内に掲げられた奉納絵馬6点の中に
河鍋暁斎や月岡芳年と共に柴田是真の描いた絵馬を発見しました。
これは…どっかからの指示?!
とか思ってドギマギしていたら、
その日の内に今度はネットで名前を見かけてしまいました…
普通にインターネットをしていて柴田是真なんて見かけないですよね。

そんな訳で観念してここへ至ります(笑)

と、長い前置きでしたが!
皆さまは漆で絵が描けるのをご存知でしょうか?
それをすっごい高いレベルで、幕末から明治期にかけてやってのけたのが
『柴田是真』
という人でした。

凄い超絶技巧の陶芸家・宮川香山が活躍したのも幕末から明治ですね。

泰平の世が江戸時代に始まり、色々な文化が花開き
江戸中期には名作が次々と生まれ
受け継がれたその技術・思想の粋を集め、丁度窮まった時期なのかなとか妄想してしまいます。


ちょっと脇道にそれたかな?

さて、私が柴田是真を初めて生で見たのは、
2009年12月5日~2010年2月7日の日程で
三井記念美術館で見た柴田是真の特別展でした。

確かな“蒔絵”という漆工の加飾技術を多様に操り、
京都画壇の中心勢力の1つである四条派で学んだ画法から、
スタイリッシュというか今でも新しいという感じの高いデザイン性で、
それはそれは細かーな処まで丁寧でウツクシイ。

例えば川の波を…
漆を塗る時の刷毛跡を使って、それを繰り返す事で波を表すとか…
よく見なけりゃ判らない(笑)驚愕な仕事の数々デスヨ。

そして是真さんが創始者とされる“漆絵”。


漆絵…
漆に顔料を混ぜて、紙や絹の上に描くもので
日本画では出ない、油絵の様な濃く厚い色感や光沢が日本伝統の材料で表現出来る


…のですが、
当時はまだ5色しかなかったのに、是真さんはこれまた
漆と言わなきゃ気付かない勢いで(笑)
巧ーく描いているのでした。

是真作品の多くは海外ですが、
板橋区立美術館が数を多く持ってるみたいです。


読んで下さった方の心に少しでも是真さんが残ってくれたら、嬉しいです。
お近くで是真作品の展示がありましたら
是非その驚愕の漆技を確認しに行って下さったらなと思います~!



読んで下さった方に感謝を込めて。